五?七?五というリズムは日本人にとって心地いいリズムなの。
そのリズムに乗せて、普段みんながしゃべったり書いたりしている言葉で、思ったことや感じたことを自由に表現できるのよ。 楽しかったこと、悲しかったこと、うれしかったこと、腹がたったこと…そんないろいろなことをよむことができるの。 、日本には他にも同じようなリズムでよむ詩があるの。 「短歌」は『五?七?五?七?七』の少し長い詩よ。 「俳句」は「川柳」と同じ『五?七?五』でよむのだけれど、【季語】を入れないといけない、とか【切れ字】(何何や、何何かな)や、文語表現(普段しゃべっている言葉とは違う表現)をしないといけないとか、いろいろなルールがあるの。川柳」にはそんなめんどうくさいルールはないのよ。おもしろい“たとえ”をつかったり、表にしか見えていないたて前の後ろにかくされた本当のことを描き出すことで(【うがち】といいます)、読んだ人がクスっと笑ったり、考えさせられたりするのよ。川柳にもルールはあるわよ。例えばお友だちの悪口を書いたり、弱い人をからかったりするものはダメなのよ。言葉の表面だけの【ごろ合わせ】や、【だじゃれ】もあまりよくないわね。
1
私が選んだ
サラリーマン川柳
名句(第一生命)
毎年の世相の移り変わりが興味深いで
す。
? 1997年度 ?
「床屋行く, 金暇あれど, 髪がない」
「父帰る, 一番喜ぶ犬のポチ」
「初任地の記念が, 今のおかあち「一戸建, 手が出る土地は, 熊がゃん」 出る」 「ミスのミス, ミセスのミスと, 「よく飲んで, よく寝て今朝も, 何処違う」 遅刻する」
? 1998年度 ?
「タクシー代, 俺は出さぬと, 「ワリカンと, 上司言う前に、 後に乗り」 ごちそうさん」 「世紀末, 家も仕事も, 米 「リストラを, 漢字で書けも無し」 ば, 肩叩き」 「パパの肩, 会社で既に、 コ 「ジパングも, メッキが剥げれリがとれ」 ば, 只の国」 「嘘書いて,弁明させる, 新聞 「また嘘を,書くために飛ぶ, ヘ取材」 リコプター」 「上司の命令フ?ジーで、ぼく ビジー」 買い」
? 1999年度 ?
「妻茶髪、息子金髪、俺白髪」 「まえかがみ、天使の谷間見せたくて」
「コストダウン、さけぶあんたが、
2
「リストラで辞めた会社の株を
「つかまるが、居場所つかめぬ、娘の携帯」
「預金など、無いのに嘆く、低金利」 「恋人がいるかと聞かれ、はい、い
コスト高」 ります」
「早くやれ、そういうことは、早く「パパ似だと、言われて泣き出す、言え」 わが娘」 「”ご飯よ”と呼ばれて行けばタマだった」
? 2000年度 ?
「目は一重(???)、?ゴが二重(???)で、「ドットコムどこが混むの、と腹は三重(??)」 聞く上司」 「?チローの3日分だよ、我が年収」
「デパートがデパートを売る、
世紀末」
「父帰る、娘でかける、妻ねむる」
「仕事やれ、人に言わずに、お
「我が社では、走って伝える社内LAN」
まえやれ」 「一生をかけた会社に、先立た
「ユニクロはどんな黒かと、おやじ聞く」
れ」 「開幕や、残りは全て、消化試合」(????「まだ寝てる、帰ってきたら、?????) もう寝てる」
? 2001年度 ?
「窓際も、いまや高嶺の激戦区」 「リストラも労災ですかと、聞く社員」
「受験より狭き門かな、再雇用」 「社の幹部、裏を返せば、社の
患部」
「機密費と、家計簿に書く、う
「初メール、返事がきたよ、ウ?ルスで」
ちのママ」 「プロポーズ、あの日にかえって、断りた「風呂の順、おやじ最後で、掃い」(妻) 除つき」 「プロポーズ、あの日にかえって、取り消
したい」(夫)
? 2002年度 ?
「年収はゴジラ松井の一打席」
「久しぶり握手するのに名が出ない」
「手を上げてチカンにならずにスリに
「タバコより体に悪い妻のグチ」
会う」 「顔だけがブランド品でない女房」
「ついて来い今では妻について行く」
3
「たばこ吸い銀座は千代田か中央か」
「人生は川の流れとタマがいう」 「時間かけ打ったメールにすぐ返事」
「愛犬が家族で一番聞き上手」
? 2003年度 ?
「マニフェスト 選挙おわれば ただの「ケ?タ?の 機能に知能 おいつ紙」 かず」 「持ち出すな 結婚前の マニフェスト」
「年ごとに テレビも髪も 薄型に」 「やめるのか 息子よその職 俺にくれ」
「定年後 犬もいやがる 五度目の散歩」
「停年で 留守番出来たと 妻出掛け」
「やな予感 女房敬語で 返事する」 「妻の声 昔ときめき 今動悸」 「我家でも まもなく政権 交替か」
「「ご飯いる?」 「いる」の返事
「ペットより 安い服着て 散歩する」
で 妻不機嫌 「小遣いが 欲しいと父も チワワの目」
?妻一人 操れないのに 部下十人」 「使えない 夫とパソコン 部屋を占め」
「生まれた子 整形前の ママの顔」 ?家事分担 それパパこれパパ ママはどれ?」
「「バカの壁」 読んで夜更かし バカも風邪」
「意識して とぼけていたのに 「と」「憎らしい つまんだお腹 肉らしがとれて!」 い」 「服選び 昔ブランド 今サ?ズ」
「恋仇 譲れば良かった 今の妻」
「課長いる?」 返ったこたえは 「い「おじさんも 世界で一つの 花だりません!」 よね」 「出張後 パソコン開ければ 気がメー「着メロの 「乾盃」が鳴る 通夜ル」 の席」
? 2004年度 ? 「流行は 昔漢方 今韓方 」
「ご栄転? 見送り終わって また
\万歳\!」
「あのボトル まだあるはずの 店
「ヨン様かあ オレは我家で ヨソ様さ」
がない」 「娘には ゴルフと卓球 覚えさせ」 「同窓会 食後に薬が 並び出し」
「我家では 洗濯物も 分別制」 「\振り込め\と 言われたその額 持ってない」
「\残念!\と 俺の給料 妻が斬
「飯あるか!! 少しあるわよ 猫の分」
り」 「その昔 口説いた結果の 自己責任」 「供稼ぎ 妻の稼ぎは 妻のもの」
4
「携帯で 捕まり免許 不携帯」 「\オレだよ\の 息子の声に 受話器、置き」
「チョー気持ちいい あんたが言うと 「出社拒否 ぜいたく言うな 俺がチョーキモ?」 ゆく」 「中吊りで 世間の動きを 勉強し」
「クマがでた 里でた街でた 目に
もでた」
「おいやれと 言った自分が おいやら「フ?ミレスで ママは大盛り パれ」 パ子守り」 「政治家に 一番欲しい 記憶力」 「大丈夫 君ならやれる 別の事」
「長い坂 登れば急な 下り坂」 「ケンカして わかった妻の 記憶
力」
「帰るコール しなきゃ怒られ すりゃ「おーい風呂 はいったわよと 古不機嫌」 女房」 「2年目で \ゴミお願い\が \ゴミ出し「バスタオル \父専用\と 娘書た?\」 く」
? 2005年度 ?
「ウォームビズ ふところ常に ク「わが家にも 抵抗勢力 妻(つま)ールビズ」 むすめ??」 「ウォームビズ 顔まで みごとに 「「はい」と言え 俺は家でも 言っ厚化粧」 てるぞ」 「「買っていい?」 聞く時既に 買「片付けろ! 言ってた上司が 片付ってある」 いた」 「待つことが 愛だと知った 地球「ポ?ントの カードで膨らむ 我が博」 財布」 「腑に落ちない ペットと俺の 生「娘まで 何を聞いても 「個人情活差」 報」」 「妻の口 マナーモードに 切りかえたい」
「ただいまに 昔笑顔で 今寝顔」
「我が家では みんなが妻の チル「ブログって ?ンターネットの 付ドレン」 録なの」 「散髪代 俺は千円 犬 一万」 「旅先の 妻から電話 「ゴミ出したあ」」
「昔バー 今は病院 ハシゴする」 「総選挙 家では妻が 総占拠」
「チルドレン 昔「かすがい」 今「少子化を 食い止めたいが 相手な「刺客」」 し」
? 2006年度 ?
「脳年齢 年金すでに もら「このオレに あたたかいのは 便座だけ」
えます(33才)」 「犬はいい 崖っぷちでも 助けられ」
5
「”ありがとう” そのひと