4 2、3分から最大1時間まで
問5 筆者は読者に⑤「時間のメドが立たない時」はどうしたらいいと言っているか。 1 あいまいなことばを使わないで、相手に何分待てるか聞いたほうがいい。 2 あいまいなことばを使わないで、正確な時間が言えない理由を伝えるといい。 3 あいまいで便利なことばを使えば、相手にはっきり時間を伝えなくてもいい。 4 あいまいなことばは便利なので使ってもいいが、その前に相手に謝ったほうがいい。 問6 筆者はなぜ⑥「多め多めの時間」を伝えるのがいいと言っているか。
1「1時間以内には」と伝えて30分後に返事がくれば、相手は満足してくれるものだから
2「30分後」と伝えても、相手はそんなに短い時間で返事が出来るとは思っていないから
3「1時間以内には」と伝えておけば、相手は2時間まではイライラせずに待ってくれるから
4「30分後」と伝えて、30分後にきちんと正確に返事が出来るというのは、あまりないことだから
問7 この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。
1 待たせる人は待たされる人の気持ちになってことばを決めなくてはいけない。 2 あいまいに時間を伝えることばは、時間に正確な日本人の時間感覚に合わない。 3 相手に満足感を与えるには、できるだけ正確な時間を伝えて待ってもらうといい。 4 人によって時間感覚の差は大きいので、お互いに待つ時間を確認する必要がある。
問題Ⅱ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当
なものをーつ選びなさい。 徹子から電話がありました。今から5、6年前のことです。 「ねえ、ママ、千葉へ行ってきたの」
(注1)
電話の声が弾んでいます。きっと何かおもしろいことがあったんだろうと思い、
はず
ち
ば
てつこ
私も「そうだったの」と相槌打ちながら(注2)、彼女の次の言葉をワクワクしながら(注
3)
あいづち
待っています。
「窓から太陽の沈む様子が、この世のものとは思えないほど美しいと評判の旅館があ
ゆうし
ってね。それを見に、10人ぐらいの有志(注4)で出かけたわけ」
ちょっとひと呼吸おいてから、また話しはじめました。
「昼間の間は散歩したり、みんなで楽しく遊んでね、そろそろ時間になったわけ。①さあ、時間だ!というので、みんなで窓のそばに座り、固唾をのんで(注5)待ってたの。『ホラ、沈むわよ』『ウワーッ、すごい』『この偉大な夕日にかなう
す
ばかたず
(注6)
ものはこの世
よ
には何もない』なんて口々に言いながら、あまりの素晴らしさに胸打たれて、最後はもう、みんな声も出なくなっちゃったほどだったのね。そのとき突然私が言ったのよ」
6
「あら、何て言ったのよ」
もうここまでくると②好奇心(注7)剥き出しです。
「ここで雑魚寝(注8)して、明日の朝、また太陽が出るのを見ない?って。一瞬みんな私の言葉が理解できなくて、その後に後ろ一斉に引っくり返ったのよ。畳の部屋でほんとよかったわ」
私には、なぜみんなが引っくり返ったのかが理解できません。
「あら、どうして③それがおかしいわけ。あなた何も間違ったこと言ってないじゃないの」(中略)
「やっぱりママもそうなんだ。( ④ )。ね、わかった?」 「あっ、そうだわ。太陽は東から昇って西に沈むんだものね」 ようやく私も納得。
(黒柳朝『トットちゃんと私』による)
注1 注2 注3 注4 注5 注6 注7 注8
声が弾む:普段とは違う、うれしそうな声の調子になる
あいづち
はず
こうきしんむ
ざこねいっしゅん
いっせい
なっとく
相槌を打つ:人の話を聞きながら、「はい」「ええ」などと言って調子を合わせる ワクワクしながら:期待しながら
有志:あることに関心を持ち、一緒に何かをしようとしている人 固唾をのむ:どうなるかと緊張しながら見守る ~にかなう:~と同じくらいすばらしい 好奇心:珍しい物事に対する興味や関心
雑魚寝:狭い場所でおおぜいの人が一緒に寝ること
ざこねこうきしんかたず
きんちょう
ゆうし
問1 ①「さあ、時間だ!」とあるが、何の時間か。 1 散歩に行く時間 2 旅館に入る時間 3 太陽が沈む時間 4 部屋で寝る時間 問2 ここで②「好奇心」を持ったのはだれか。
1 ママ 2 徹子 3 旅館の人 4 いっしょに行った人 問3 ③「それ」は何を指すか。 1 畳の部屋で引っくり返ること 2 旅館の部屋ですること
3 みんなが自分の言葉を理解してくれないこと 4 翌日、同じところで太陽が出るのを見ること 問4 ( ④ )に入る最も適当なものはどれか。
1 太陽が沈むのも太陽が昇るのも同じくらい美しいのよ 2 太陽が沈んだ場所で、太陽が昇るのを待ってもダメなのよ 3 太陽が沈むのは見られたけど、太陽が昇るまで待てないのよ 4 太陽が沈んだ場所から太陽が昇るのを見ても美しくないのよ
じゅぎょうさんかん
おどろ
てつこ
こうきしん
(2)①子供の授業参観
(注)
に行って驚いたことがあります。先生が、ある問題について「ど
7
う思いますか」と質問すると、生徒たちが手をあげ、指された生徒が答えた。次に、「ほかの人は」と先生がきくと、またみんなが手をあげ、別のだれかを先生が指します。すると、その生徒がさっきの生徒と同じことを答えたのです。そうやって次々に何人もの生徒がみ
んな同じ答えをしました。これには私、びっくりしました。同じ答えならいわなくても いいのにと思うのですが、先生は②それを期待しておられるようでした。むしろ、別の答えが出てくると困ってしまうのかもしれません。
しかし、無理しても別な答えを出すこと、あるいは人と同じことはいわないことが、大 事だと私は思います。クラスが40人いたら40通りの答えがあるべきです。先生には、 「( ③ )」と聞いてほしかった。そして、もし出てきた別の答えが間違っていても、それはおもしろいね、とまずほめて、しかし、ここの部分は考え直してみたらどうでしょうとか、ここに無理があるかもしれないと、言っていただけたらと思いましたね。
(山本毅雄『21世紀の本の読み方』による)
じゅぎょうさんかん
注 授業参観:教室に入って授業を見学すること
問1 ①「子供の授業参観に行って驚いたこと」とあるが、筆者は何に驚いたのか。 1 最初に指された生徒の答えが正しかったこと 2 先生の質問に生徒が次々に同じ答えを言ったこと 3 先生の質問に生徒が手をあげて1人ずつ答えたこと
4 最初に答えた生徒と違う答えをする生徒に先生が困ったこと 問2 ②「それ」は何を指すか。
1 生徒がみんな同じ答えを言うこと 2 生徒がみんな違う答えを言うこと
3 他の生徒と同じ答えの時は手をあげないこと 4 他の生徒と違う答えの時は手をあげないこと 問3 ( ③ )に入る最も適当なものはどれか。 1 別の答えはありませんか 2 だれの答えが正しいですか 3 同じ答えの人はいませんか
4 まだ答えていない人はいませんか
問4 筆者は学校の先生にどうしてほしいと思っているか。 1生徒が間違った答えを出したらすぐ直してほしい。 2生徒に人と違う答えを出すことをすすめてほしい。 3生徒の答えが他の生徒と同じ答えでもほめてほしい。
4生徒に正しい答えたど思った時だけ答えるように言ってほしい。
(3)私はどんな時に悩むのだろう。就職を決める時、A社にするかB社にするかで悩 む。今交際している彼女と結婚するべきかどうかで悩む。つまり何かの選択場面、決定 場面に立たされた時に悩むのである。しかし、若者たちは選ぶことができない。いやそ の前にそもそも(注1)選ぼうとしていない。選ぶ意志がないのである。
ある調査によると、今の若者のうち「どの会社に就職するか」を「自分で決める」のは
せんたく
しゅうしょく
じゅぎょうさんかんおどろ
8
わずか18パーセント。約5割(注2)が「父?母?友だちの意見で決める」と答えている。「なるようになる」と答えた者も、約3割いる(筒井俊介、修士論文)。
( ① )驚きなのは「恋人」を「自分で選ぶ」若者が、わずか29パーセントであること。「なるようになる」が 4割で一番多い。おそらく合コン
ごう
おどろ
わり
(注3)
か何かでたまたま隣に
となり
いた人と、何となくつきあい始めるケース(注4)が多いのだろう。
「今つきあっている恋人と結婚するかどうか」を「自分で決める」若者はさらに少ない (22パーセント)。約2割が母の意見、約2割が友だちの意見で決めると答えている。 これでは、悩みが生じないのも当然である。 就職と結婚は、人生の二大イウ?エント
つ
(注5)
。よい配偶者
はいぐうしゃ
(注6)
にまれて、自分を生か
い
せる(注7)仕事に就く。これが今も昔も、幸福の二大条件である。この二つを自分で選ばないのなら、たしかにたいした悩みも葛藤(注
かっとう
8)
も生まれてこないだろう。しかしそれで
果たして、自分の人生を生きていると言えるだろうか。 けれど、②それが今の若者の「当たり前」なのである。 (諸富祥彦『〈むなしさ〉の心理学一なぜ満たされないのか』による)
注1 そもそも:はじめから 注2 ~割:1割は10%
注3 コン:独身の男女が出会いの場として開く集まり 注4 ケース:場合 注5 イウ?エント:行事 注6 配偶者:夫、または妻
注7 生かす:よさ、能力を十分に引き出して使う
注8 葛藤:反対の二つの気持ちの間でどうしようかと悩むこと
かっとうい
はいぐうしゃ
わり
問1( ① )に入る最も適当なものは何か。
1 実は 2 では 3 さらに 4 ただし
問2 この文章の調査によると、若者は恋人や結婚相手をどのように決定しているか。 1 恋人も結婚相手も自分で決める人が多い。 2 恋人も結婚相手も自分で決めない人が多い。
3 恋人は自分で決める人が多いが、結婚相手は他の人に聞いて決める人が多い。 4 恋人は他の人に聞いて決める人が多いが、結婚相手は自分で決める人が多い。 問3 ②「それ」は何を指すか。
1 人生で大切なことも自分で決定しないで、あまり悩みを持たないこと 2 人生で何かを決定する時、何が自分にとって幸福かをよく考えること 3 人生で悩みやを持たないことについて、実は疑問を持っていること
4 人生で最も大切なことは、人に聞かずに自分の意志で決めようとすること
問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当 なものを1?2?3?4からーつ選びなさい。
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(1)子どもたちの何かが変わってきた一一。いまの子どもたちが一番変わったところは、自分を語れなくなったこと。少し前の子どもたちは、「どうして悪いことをしてしまった
(注)の?」と問いかけると、「どうしてそうなっちゃったんだろう」と、それなりに一生懸命
いっしょうけんめい
考えて答えを出してよこしたものだが、いま、そう問いかけても答えられなくなっている。おしゃべりはよくするのに、自分の心を言葉にするのは苦手で、自分を理解してもらおうという努力がないのである。これは、自分を語るという場が少なく、経験も少ないからに違いない。
(野代仁子『非行を叱るーカウンセラーのノートから』による)
注 それなりに:その人ができるで
問い 少し前の子どもと比べて、いまの子どもが変わったところはどんな点か。 1 自分の気持ちを口に出すことができなくなったこと 2 自分の心を言葉で言い表すことがじょうずになったこと
3 自分を語る機会が増えて、おしゃべりをよくするようになったこと
4 悪いことをした理由を聞かれた時、よく考えないと答えられなくなったこと
(2)イアン様
先日はお便りありがとうございました。こちらこそごぶさたしております。卒業記念 発表会のご案内状もありがとうございました。ホームステイでわが家にいらっしゃった 時は、まだ来日なさったばかりでしたのに、もう2年にもなるのですね。ほんとうに早い ものです。あの時はほとんど日本語が話せなかったので心配でしたが、発表会では大勢 の人の前で日本語で話されるのですね。本当に驚きました。発表会へは、家族そろっ て、うかがうつもりです。イアンさんの発表をお聞きするのが今からとても楽しみです。 ところで、その後は何かご予定がありますか。よろしければ一緒にお食事でもいかがでしょうか。ご都合をお聞かせください。
では、発表会当日を楽しみにしております。 3月10日
田中よしこ
問1 この手紙で表されている書き手の気持ちとして、最も適当なものはどれか。 1 留学生が日本語を話せないことを心配している。 2 留学生が日本語で発表することを不安に思っている。 3 留学生がホームステイに来ることを楽しみにしている。 4 留学生が日本語で発表することをうれしく思っている。 問2 この手紙を読んだ人は、この後何をするか。
1 発表会を聞きに行く。 2 発表会の案内状を出す。 3 発表会後の都合を知らせる。4 発表会後に食事に招待する。 (3)初対面
しょたいめん
おどろ
(注1)
の人を目の前にした時は、どんな人でも緊張感を持って接するでしょう。
ていねい
きんちょうかん
相手が不快にならない言葉を丁寧に選んでいるはずです。ところが、2回、3回と顔を合わせるうち、次第に慣れが生じます。その時が、人づきあいがスムーズになる(注
な
ふかい
2)
かど
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