ような自然現象によって、日本民族の独特の季節感がはぐくまれたと言えよう。 七、雪
日本海側では、冬季に大陸から北西の季節風による影響で、雪の日が多い。ゆえに、雪に関する「擬声語?擬態語」が数多くある。例えば、ちらちら、ふわふわ、こんこん、しんしん、さらさら、ぴゅーぴゅーなど。以下は雪の状態を修飾する例文を挙げてみる。 ◎午後からちらちらしだした雪が、夜には路上に2、3センチも積もっていた。 ◎新雪のスロープはふわふわと柔らかい。
◎一晩中雪がこんこん降って、野も山も真っ白になりました。 ◎一晩中雪がしんしんと降っていた。 ◎さらさらと小雪が窓に降りかかる。
◎吹雪がぴゅーぴゅー吹き荒れてまともに歩けるもんじゃない。
一般的に言えば、雪の降る様子が単調的であり、それほど異なる感じがないはずである。しかし、日本人の目では、単調な雪にも命を持っているようにさせ、それなりの特徴や舞っている姿などを持っているようである。雪の日が大変になったものの、日本人が「擬態語」を通じて雪の様子を形容したのは、雪に対して特別な感情を持っているのであろう。日本民族は雪が好きになり、雪の美しい風景を楽しむと思われる。
七、動物の音を描写する「擬声語」
鳥の鳴き声 名前 あひる からす きじ すずめ にわとり はと ひよこ やまどり 鳴き声 ガーガー カーカー ケンケン チュチュン コケコッコ ポッポ ピョピョ ホロホロ 動物の鳴き声 名前 いぬ うし かえる きつね ねこ ねずみ ぶた やぎ 鳴き声 ワンワン モーモー ケロケロ コンコン ニャニャー チュチュー ブーブー メーメー 虫の鳴き声 名前 くつわむし けら こおろぎ すずむし せみ まつむし こおろぎ うまおい 鳴き声 ガチャガ ジー コロコロ リンリン ジージー チチロリ コロココ スイツチョ
音が人間に与える印象
「い」は音の小さいこと、運動が速いことを表し、a o の音はこれに対立する傾向がある。
EX) 「しーっ」 ? 「わーっ」
子音では、g z d b のような濁音は、鈍いもの、重いもの、大きいもの、汚いものを表し、一方清音は、鋭いもの、軽いもの、小さいもの、美しいものを表す。
EX) 「コロコロ」?「ゴロゴロ」 「キラキラ」?「ギラギラ」
hとpとは、ともにb に対立するが、h はより文章語的で品がいい感じがあるのに対し、pは俗語的で品が落ちる。
EX) 「ひらひら」?「ぴらぴら」 「ほろほろ」?「ぽろぽろ」 拗音も、一般に直音にたいして俗語的で品が欠ける。「サラサラ」に比べ「チャラチャラ」「シャラシャラ」、「ザラザラ」にくらべ「ジャラジャラ」などがその例である。
一般の子音では、k 、t は堅さ、sは摩擦感、rは粘って滑らかなこと、h、pは抵抗感のないこと、mはやわらかいことを表す