(50)次の A~D のうち、a、b 二つの文の下線の言葉の使い方が同じな のはどれか。
A.a. あの事故は専門家にさえ原因がわからない。 b. 日常会話さえできれば、留学ができる。
B.a. さっき聞いたばかりの話をもう忘れてしまった。 b. この本を 10 日ばかり貸していただけますか。 C.a. 雨が降るなら、やめるはずだ。
b. 電気製品を買うなら、秋葉原のほうが安い。
D.a. あの人は「はい、はい」と言いながら、何もしない。 b. お金がありながら、けちけちしている。
三、読解(50 点)
1、 次の文章を読んで、(51)~(59)の問いに答えなさい。 そして A~D の選択肢から正しいものを一つ選んで、解答 用紙に記号で記入しない。(2 点×9=18 点) 教育は本来平等を目指すべきものだが(59)
教育は本来平等を目指すべきものだが、しかし残念ながらある局面で は平等たり得ない。ここに教育の矛盾(51)があると思う。二つの理由 で、「図形の論証」のような難解な教材がカリキュラムに組み入れられる のも止むを得ないし、むしろそれがときに必要な措置だとさえ私が考え ている所以を述べたい。
第一に、教材は現在の社会の現実にだけ合わせるべきものではなく、 未来への先見性を踏まえた、社会のこれからのあるべき知的方向にも沿
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う内容のものでなくてはならないからである。
第二には文化とは何か?ということと深く関係がある(52)。
原理的にいえば、約5万字の大漢和辞典、すなわち中国の古典の世界 に、日本の教育は連続して開かれているべきものであって、約二千字か の常用漢字を限定して、自分と古典との間に一本の線を引くのは本来の あり方ではないのである。教育の中に分らないもの、及ばないものが入 ってきてはいけないという考えが、教育を狭めてしまう(53)ことにな る。
別の例でいえば、現代の物理学ではここまでは分っているが、ここか ら先は分らないという事象が無数にあるといわれるが、物理の教科書 (54)は分ったこと、解明済みのことしか記述しない。このような教科 書の記述の仕方は間違っているのではないだろうか。人類がまだ解決し 得ていない事象をも( )(55)書いておくことによって、若い頭脳 を刺戟し、挑戦へ向かわせる可能性があるからである。分ったことや分 り易いことだけで教育を限定すると、教育を結局は死滅させることにつ ながり兼ねない。
( )(56)文化とは奥深いものであり、つねに生動しているもの であって、われわれがどこかで線を引いて断ち切ってはならない。教育 は連続して奥深い世界へ開かれているべきものであって、全員が必ずし も理解できないこと、人類がまだ解決し得ていないことにも、多くの人 に触れてもらい、知ってもらい、そういうものの存在を早くから予感さ せることが重要ではないかと考える。ただしこれはあくまで原理原則で あって、カリキュラムの範囲が無限定に広がると受験生が困難に陥ると いうもう一つの問題があることは私も知っている……
私がじつはここで言いたかったのは、文化の最奥、生動する未知の世 界、未解決·\∥6X難な部分に、できるだけ多くの人が開かれていること、誰 もがそれに近づく可能性において自由であること――それが私の考える “教育と自由”のテーマにおける「自由」(57)の真の意味だというこ とである。勿論、生きた文化の最奥に近づく自由のグレードは個人によ ってまちまちであり、教科内容によってもいろいろに差があるだろう。
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けれども、誰々は能力があるからそれに近づく資格はあるが誰々は近づ いてはいけないと外側(58)で決めつけるのは、自由への侵害である。 一般民衆には難しい内容だからここまで教えれば十分でそこから先は立 ち入り禁止にしよう――例えば常用漢字のごとき例あり――というのは、 いわば愚民政策に外ならない。
(51) 「教育の矛盾」とあるが、どのような矛盾か。
A.教育が平等を目指すと、人々は平等を求めなくなってしまうこ と
B.平等について教育するべきなのに、実際にはあまり教えていな いこと
C.教育は平等を目指すべきだが、時には平等をあきらめざるを得 ないこと
D.教育は平等と言われているのに、実際は教育が受けられない人 がいること
(52)何が「文化とは何か?ということと深く関係がある」のか。 A.教材は未来への先見性を踏まえているべきものだと考えること B.カリキュラムに難解な教材も入れるべきだと考えること C.自分と古典との間に一本の線を引くべきだと考えること D.教育は平等を目指すべきものだと考えること
(53)「教育を狭めてしまう」とあるが、どのような意味か。 A.教育を受ける機会が平等でなくなってしまうということ B.内容を理解できない中学生が増えてしまうということ C.未来の教育の意味が損なわれてしまうということ D.正確に教えられる教師が減ってしまうということ
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(54)筆者は「物理の教科書」はどのような教科書が適当だと考えてい るか。
A.できるだけ多くの実験結果が書いてある教科書 B.すでに証明されたことだけが書いてある教科書 C.結果だけでなく実験や証明も書いてある教科書
D.まだ明らかにされていないことも書いてある教科書
(55)ここの( )に入れるのにもっとも適当なものはどれか。 A.やはり B.むしろ C.ようやく D.なんとか
(56)ここの( )に入れるのにもっとも適当なものはどれか。 A.要するに
B.にもかかわらず C.ところで D.それゆえ
(57)筆者の考える教育における「自由」とは、どのようなものか。 A.だれにでも文化の最奥に触れる機会があること B.だれもが同じ内容の教育を受けられること C.だれにでも教育を受ける権利があること D.だれもが文化の歴史を理解できること
(58)この場合、「外側」とは、何を指すか。
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A.人類 B.中学生 C.一般民衆
D.カリキュラムを決める人
(59)この文章によると、漢字、物理の二つの分野の教育に共通した問 題点は何か。
A.国際化時代なのに外国の知識?文化が無視されすぎている。 B.教育内容を決めるのにわかりやすさが優先されすぎている。 C.カリキュラムの範囲が無限定に広がりすぎている。 D.中学生に理解できないような内容が多すぎる。
2、 次の文章を読んで、(60)~(67)の問いに答えなさい。 そして A~D の選択肢から正しいものを一つ選んで、解答 用紙に記号で記入しない。(2 点×8=16 点) なるか「三度目の正直」
2002 年 1 月を底にして、久々に長期の景気回復が続いている。1990 年 代以降の失われた 10 年といわれるなかでも、1997 年から 2000 年にかけ て 2 回の景気回復があったが、いずれもその後に激しい景気後退に見舞 われ、日本経済の構造的課題である「三つの過剰」(1999 年『経済白書』。 企業の過剰設備、過剰雇用、過剰債務)を克服することができなかった。 今回は三度目の正直(60)といえる。
今回の景気回復にはいくつかの特徴がある(61)。中国経済の高成長の 恩恵を受けているのはその一つといえる。薄型テレビ、デジタルカメラ、 DVDレコーダー等デジタル家電に牽引されたデジタル景気ももう一つの 特徴である。もっとも、これら二つの要因はここに来てやや陰りがみえ
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