过了设有灯塔的伊世岬向背后望去,似乎紧贴在山崖上有一处村落聚集地。借用导游大叔的
话,即所谓“平家败落后的家族“。该逃亡者村落过去连水电和电话都没有,与周围完全隔绝。但是战时那里建立了军队的监视所,还修通了道路,因而沾光变得便利了。对我来说,比起奇岩怪石的故事,对这样的事情更感兴趣。虽然不能与他们相会,但听说平家村落里美男美女多的是。
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そうこうしているうちに、キャビンの中の女性たち何人かが船酔いで吐いた模様である。やっと香住港について、出てきたのをみると、ハンカチを口に当てた人や、顔面蒼白で船着場の便所に駆け込む人もいる。お婆さんが多かったのは可哀相だったが、船には強いはずの私もいささかグロッキーである。
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这样说着的时候,船舱里有几个女人因为晕船想要吐的样子。终于到了香住港,看看走出船舱的人,有的用手绢捂着嘴,有的面色苍白,直奔码头厕所,其中老妈妈居多,真是一副可怜相。连本不该晕船的我也有点脚下打绊。
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波飛沫を浴びながら盛んにカメラのシャッターを切っていたM君も顔色冴えない。彼は来月取材でタンカーも結構だが、「雄壮を誇る大型観光船」もなかなかのもの、「遊覧」というよりは「荒行」に近く、船に弱い人には奇岩怪石が地獄の光景にも見えようという貴重な二時間であった。
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一边被浪花淋着,一边拼命地按照相机快门的M君的脸色也不好看。据说他下个月因采访要乘油轮去波斯湾,巨型油轮固然不错,但“以雄伟为自豪的大型观光船”也很了不起,与其说是“游览”,不如说是“闯浪”更为妥帖,对于不惯于乘船的人来说,这宝贵的两个小时可以把奇岩怪石看作是地狱景象。
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静かな香住の町を、足もとおぼつかなげにさまよい歩いて、蕎麦店に入り、熱きつねうどんを食べたら、息を吹き返した。
「やっぱり海は遠くから見るに限りますなア。」
「いや、全くですなア。」
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徘徊在香住岛的街头,脚下仍旧磕磕绊绊的,走进荞麦屋,吃下一碗热呼呼的炸豆腐干葱花汤面,这才缓过劲来。
“看海还是最好从远处看!”
“的确,一点不错!”
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ということになり、今後は陸地からのんびり海を眺めることにして、鳥取県に入る。 ?
有了这样的经历,以后从陆地悠闲地望海就不同了,我们进入了鸟取县。
鳥取で駅レンタカーを借り、私よりも車に強いM君の運転で、大砂丘はひとまず横目に素通りして、網代、田後、浦富と、観光道路をたどる。奇岩怪石にうなされたたあとでは、このあたりの海のうららかな表情には、ボットさせるものがある。
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在鸟取车站租了一辆车,由驾驶技术比我强的M君开着,我们在大砂丘暂且侧目过而不入,直接上了網代、田后、浦富的观光公路。经历了奇岩怪石的噩梦之后,这一带大海明朗的表情有着让人松一口气的感觉。
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民宿がずらりと並んでいる。低い軒先に魚網が干され、漁具が掲げられ、洗濯物がひるがえり、狭い路地では子供たちが遊んでいるという、型通りの漁師部落へ、しりしりち車で入って行く。祖の生活のにおいにも、旅行者をホットさせるものがある。
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家庭旅馆一字儿排开,低矮的房檐下晾着鱼网,挂着渔具,洗过的衣服飘扬着,狭窄的小巷里,孩子们在玩耍,我们将车徐徐开进了千篇一律的渔家村落。这样的生活情趣,也有着让旅行者松一口气的感觉。
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どうしてだろう、私が柄にもなく、しんみりしてしまう。本当に旅情を動かされるのは、私の場合、素晴らしい景色を見たからでも名所旧跡を尋ねたからでもないようだ。何ということもない田舎町の、昼下げりの人気のない通りに、埃だらけの赤いポストがぽつんと立っていたりするのを目にしても、名mmだかしんみりしてしまう。
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不知为什么,我的性情大变,变得心平气和。真正让我为旅情所动的,似乎既不是见到了极佳景色,也不是造访了名胜古迹。映入眼帘的是一无所有的乡村小镇,晌午渺无人烟的小路上,一只满是尘土的邮筒孤零零地立着,不知为什么,正是它使我彻底平静了下来。 ?
旅をすると宣言して、生活から逃げてきたっもりが、結果よその土地へ行っても他人の生活に目が行ってしまうのでは、出てきた意味もないようなものだ。私はやはり「景色よりも人間」派、徹頭徹尾野暮な生活派であるらすい。
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宣称要去旅行,其实是打算从生活中逃脱出来,可是结果去了其他的地方,目睹了他人的生活,却似乎并没有超凡脱世的味道。我毕竟还是“人胜于景”派,是彻头彻尾的乡土生活派。 ?
田後港の船着場へ向って、ごたごたした細い坂道を下りて行きながら、私は無論こことは地形も風光も違うが、伊豆の仲木を思い出した。昨年の下田沖の地震で全滅に近い被害を蒙った例の部落である。テレビの番組を作っていた頃、私はロケであそこの民宿に1週間ほど泊ったことがある。十年も前だが、ちょうど民宿がブームになりかけていた。魚も美味かったし、家族ぐるみのせービスも旅館の比じゃなかった。居心地満点で、言うところはなかった。だのに、どうもうしろめたく、心が安らかでない。今ならわかるようなきがするが、私はどこへ行っても、そうなふうに他人の生活に心を奪われてしまうのだ。すいると、もう旅どころではなくなる。
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向着田后港的船坞开去,从乱糟糟的狭窄的下坡路下来,我回想起伊豆的仲木来,不用说它们无论在地形上也好风光上也好都迥然相异。还有那个去年因为下田沖地震而几乎遭到灭顶之灾的村落。电视台制作节目期间,我曾因外景拍摄,在那里的家庭旅馆住过将近一个星期。那虽然是十年前的事情,但当时正是家庭旅馆走红的时候,鱼儿好吃,家族式的服务也不是普通旅馆能比的。感觉完美,确实是没话说的。可是不知怎么我总觉得内疚,心情不能平静。现在才有点明白过来。我不管到哪里去,都会那样让别人的生活占去了自己的心,于是乎,哪里会顾得上旅游啊。
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波止場の突端に車を止めて、降りる。
どうやら漁船は出払って、長い防波堤に囲まれたプールのような水面に釣り糸垂れている人がいるぐらい。森閑としている。
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在码头的突出一端将车停下,下了车。