万叶恋歌-樱之章 朗读者 神谷浩史
Track 01 寄语听众
古くから多くの人に読まれ、愛され続けてきた万葉集。学校の授業で読んだことある?なに?よく覚えてないだって?まさか訳が難しいし、何て言ってるか分かんないって思ってる?安心しろ。これから始まる物語は万葉集の和歌を元に、現代風にアレンジした恋物語。だから、難しいのは苦手のお前でも大丈夫。俺が優しく教えてやるから。俺だけの声を聞いて。お前だけに囁こう。
HoneyBee CD Collection 万葉恋歌ー桜の章ー悠久の愛をお前とともに?
《万叶集》自古以来就被广为传唱、深受人们的喜爱。 曾几何时,你是否也在学校课堂上读过? 什么?不太记得了?
莫非是觉得万叶和歌念起来一头雾水、很难理解其含义?
安心啦~下面的故事是在万叶和歌的基础上,用现代手法诠释的爱情小品。 所以,“怕难”的你也可以读懂哦。 我会深入浅出地教你。 请专注于我的声音。 让我为你一人娓娓道来。
HoneyBee CD Collection。万叶恋歌-樱之章。 与君同享、永恒的爱恋??
Track 02 星光下的偶遇
「ふぅ~今日も疲れたなぁ~おっ?残業してたらもうこんな時間かぁ。道理で疲れてる訳だ。お~星が見える。綺麗だ~そう言えば、最近忙しくて星を見上げる暇もなかったなぁ~たまにはこんなのも悪くないかぁ~」
(ドン)「あっ、すいません!」
星明りのせいだろうか、ぶつかってきた人の表情がはっきりと見えた。
「ちょっと?余所見してて?怪我とかありませんでしたか?」
星明りに照らされたその姿に、一瞬で俺は彼女から目を離せなくなった。
「あぁ?大丈夫ならいいんです!本当に、俺の不注意ですから?」
彼女は謝りながらお辞儀をすると暗闇へと消えて行った?
「なんだ?この感じ?もっと話せばよかったと思うなんて?」
遠くなる彼女の後姿を見ながら、俺はいつまでもその場所に立ち尽くしていた。
『玉桙の道行かずあらばねもころのかかる恋には逢はざらましを』
偶然、道で見かけた貴方に一目惚れをしてしまうが?声をかけそびれてしまった。
「フン、何でも万葉集の歌に譬えるのは俺の悪い癖だなぁ~ふぅ、仕方ないだろう~ずっと万葉集の研究をしてきたんだから。」
呼~又是疲惫的一天。加班不知不觉就已经到这么晚了,难怪会觉得疲惫。呵,天上有星星,真美~说起来,最近忙得连抬头看星星的工夫都没有。偶尔像这样仰望星空也很不错啊~ (碰撞声) “啊,对不起!”
或许是因为星光很明亮,我看清了撞到我的人的表情。 “我刚才走神了,没注意。你没有受伤吧?”
星光撒落在她身上,一时间,我的目光竟无法从她那儿移开。 “啊~没事就好!是我不小心??”
她一边道歉一边向我鞠躬,然后消失在夜色中。 “我这是怎么了?竟后悔没能跟她再多说一会儿话。” 我伫立在原地,望着她渐远的背影。
『路亦不走,怎能相逢;竟然落此情网中。』
——对那个萍水相逢的她一见钟情,却错过了说话的机会。
呵,什么事都跟《万叶集》里的和歌对号入座实在是我的坏习惯。但也无妨,因为我是研究《万叶集》的。
Track 03 寻找记忆中的身影
Track03
「さてと~もう寝るかぁ~」
布団に入ってゆっくり目を閉じる。今日の出来事を思い出すと、自然に眠気が増してくる気がするなぁ?
「まぁ~それだけ疲れてるってことかぁ~明日出勤したら、机の上の書類を片付けて、まだ途中の資料をまとめて?ほかは何をやればいいんだっけ?はぇ~」
家に帰っても自然と仕事のことを考えてしまう。そんな毎日の繰り返し。でも?今日は少し違う。そう、道でぶつかった彼女。
「ごめんなさい?かぁ~」
俺はたった一言「すいません」と言った。彼女も「ごめんなさい」と謝って、別れた。
「ほんの数秒の出来事だったなぁ~」
瞼の裏で彼女が俺に微笑みかける。見たことのない表情なのに、なぜか胸が急に苦しくなる。
「はぁ~眠れねぇ~」
耳を塞いでギュッと目を瞑って、何度も寝返り打ったが?繰り返し彼女の笑顔が再生される。
「はぁ~もう朝かぁ~ふぁ、やべぇ、会社行く時間だ。」
結局一晩中彼女の姿が頭から消えることはなかった。
『遠くあれば姿は見えず常のごと妹が笑まは面影にして』 目を閉じても貴方の姿ははっきりと浮かんでくる。
「最近、よく万葉集の歌を思い出すなぁ~ふう、学生時代にたくさん覚えたっけ?」
好嘞,睡吧~
钻进被窝,慢慢合上眼。回想今天遇到的事,不禁睡意袭来。唔,发生了这么多事,自然会累。
明天上班,要整理桌上的文件,还有总结到一半的资料??其他,还要做什么来着?
即使回到家,我仍会不由自主地考虑工作上的事情,如此日复一日。但今天有点不一样。对,因为在路上撞见了她。“抱歉”,呢?? 我只说了句“对不起”,她也只说了句“抱歉”,然后我们就各自离开了。 如此短暂的偶遇。
脑海中,她在对我微笑。面对这张陌生的脸,我的心却突然有点疼。 啊!睡不着??
塞住耳朵、闭紧双眼、翻来覆去。然而,她的笑容还是一次次地浮现。 唉??天亮了。不好,已经到上班时间了。 结果我整晚都在想她。
『两地迢迢,不见容貌;阿妹影像现,常浮微笑。』 ——即便闭上眼睛,你的身影还是清晰地浮现在脑际。
最近常常想起《万叶集》里的和歌??似乎我在学生时代曾背下过很多??
Track 04 单相思
その後、帰り道で何度か彼女とすれ違うことがあった。出逢った日と変わらず、彼女は足早に俺の横を通り過ぎて行く。時々目が合ったような気もしたが?結局はなにもなかった。それが余計に切なくて、俺は彼女が通り過ぎた後を振り返り、暗闇へと消えていく彼女の背中を何度も見送った。
仕事の帰り道。彼女が足元を必死に探っている姿が目に入った。思わず心配になり、後ろから声をかけた。
「あのう?何か探し物ですか。よかったら手伝いますよ。」
顔を上げた彼女と目が合った。彼女も俺のことを思い出したのか、「この間はすいません」と謝ってきた。
「いえ、大丈夫ですよ。それよりも、もう夜も遅いですし、探し物、早く見つかちゃいましょう。」
彼女は申し訳なさそうに「ピアスを片方落としてしまった」と告げた。二人で星明りを頼りにピアスを探した。必死な彼女を横目で見ながら、恋人からもらったものなのかと考え込んでしまう自分がいた。
その時だった。道の端で星明りに照らされて美しく輝く桜のチャームがついたピアスが目に入った。
「おっ、あった!探し物ってこれですか?」
拾ったピアスを彼女の手の平にのせると、彼女は嬉しそうに笑い、「ありがとう」と何度も言うと、去って行った。
彼女が見えなくなったとたん、俺は我に返って、その場に思わず座り込んでしまった。
「うわっ!俺、顔、赤かったよなぁ?すっげぇ恥ずかしい?だって、まさか話してくれるとは思わなかった?しかも、手触っちゃった?すごい、ドキドキする?」
俺、彼女に、まさか?恋?!
「はぁ~バカだなぁ俺?こんなに胸が苦しくなるなら、自分の気持ちに気づかないで遠くで見ているだけにすればでよかった?きっと、あのピアスも恋人からのプレゼントなんだろうなぁ~」
『かくばかり恋ひむものそと知らませば遠くそ見べくあらましものを』
恋がこんなにつらいものなら、遠くから貴方を見ているだけにすればよかった。
昔覚えた句が頭の中に甦ってきた。まるでいまの自分の気持ちを代弁しているかのように?
此后,我曾在回家路上多次和她擦肩而过。和偶遇的那天一样,她总是快步从我的面前走过。 有时我们的视线似乎相遇了,但终究是陌路人,这让我愈加苦闷。她走过去之后,我无数次
地回过头、目送她的身影隐没于夜幕中。
一次归途,我发现她拼命地在脚下搜寻着什么,不觉有些担心,于是在她背后说到:“请问,你在找什么东西吗?方便的话,我可以帮忙。”
她抬起头的那一刻,我们的视线交汇了。她好像也想起了我,道歉说:“上次真是不好意思。” “不不,没关系的。先别谈上次的事了,这么迟了,赶紧找东西吧。” 她说:“我的耳环掉了一只”,声音里透着歉意。于是我俩借着星光开始寻找耳环。
余光里她正拼命地寻找,我沉思着,莫非是恋人送她的东西?就在这时,我在路边发现了那只耳环,上面缀着樱花装饰,在星光下闪烁着美丽的光泽。 “噢,找到了!你找的是它么?”
我捡起耳环放到她的手里,她欣喜地笑了,连声道着谢,走了。她一离开,我又被拉回到现实中,木然蹲坐在原地。
哇!我的脸,刚才肯定通红了,真丢脸。没想到她竟然会和我说话,而且,还碰到了她的手,我的心咚咚跳个不停。我,难道是??爱上她了?唉??我真傻。早知道现在这么痛苦,不如当初不要打开心门,而是在远处默默凝望她就好了。那对耳环一定是她的恋人送她的礼物吧!
『恋,如此折磨人;当在初见时,远观勿近身。』 ——早知道恋爱如此揪心,我宁愿远远地看着你。 以前背的歌句在脑中涌现,仿佛道出了我现在的心声。
Track 05 持续的思念
Track05
「今日はさ、お前に相談があるんだ。いいかぁ?絶対に笑うなよ!真面目な話なんだけど?俺さ、恋しちゃったかも?」
俺は学生時代から一緒に万葉集の研究をしてきた友達に思い切って相談してみた。
「あっ、お前!いま笑ったろう!?俺が真面目に話してるのに!」
俺が怒ると、友人はようやく真剣に聞く気になったようだ。
「え?どうやって出逢ったかって?仕事帰りに、コンビニまで歩いてたんだよ?その時、女の人にぶつかって、突き飛ばしちゃって?手を貸した時にその人の顔見たら、なぜか目が離せなくなったんだ。って、ニヤニヤしながらこっちを見るな!恥ずかしいだろ!」
予想していたよりも、親身になって話を聞いてくれる友人に俺は思わず赤面してしまった。普段からあまり感情を表に出さない俺が、恋の話をするなんて?よっぽど珍しかったに違いない。
「お前じゃなきゃ絶対こんな話できないからなぁ?周りの奴らにも絶対言うなよ!」
『今のみの行事にはあらず古の人ぞまさりて哭にさへ泣きし』 恋に苦しんでいるのは貴方だけじゃない。