が、本は必ずタメになるという活字信仰が、逆に自由な空間から外に本を追いやっているのが現状のようで、その幻想こそが活字離れを生んでいるのではないか。
62、下線62の「朝の読書」を実践した教師達の意見は、次のどれか、最も適当なものを一つ選びなさい。 A、読書は強制するものではない。
B、読書を習慣にするには動機づけが必要である。 C、教育論と読書論はことなる。
D、読書好きの人間が素晴らしい人格者だとはいえない。
63、下線63の「それ」は何を指しているか。次のなかから最も適当なものを一つ選びなさい。
A、筆者が読んだ本の副題 B、クラス全員の感想文
C、教師の座談会 D、「朝の読書」の教育報告
64、下線64の「これ」は何を指しているか。次のなかから最も適当なものを一つ選びなさい。
A、「朝の読書」の教育実践 B、女子高校生達の成長
C、筆者の疑問 D、教師の取り組みかたの評価
65、(65)に入る文はどれか。次のなかから最も適当なものを一つ選びなさい。
A、タメになっているに過ぎない B、考えているに過ぎない
C、書いているに過ぎない D、読んでいるにすぎない
66、下線66の「有用性から依然と自立している」とはどういうことか。次のなかから最も適当なものを一つ選びなさい。
A、役に立つかどうか、とは別の価値を持つということ
B、役に立たないことにこそ価値があるということ C、役に立つことははっきりしているということ D、役に立つかどうか、よく考えるべきだということ
67、「しかし、と私は考える。それは教育論であり、読書論はまた別である。」という文は文中「A」「B」「C」「D」の何処に入れるか、次のなかから最も適当なものを一つ選びなさい。
A、「A」 B、「B」 C、「C」 D、「D」
Ⅳ.次の文章の のある部分を中国語に訳しなさ
い。(16点)
衰退を逃れる道
先日ある企業の会合に呼ばれて公演した。会場は立派なホテルの宴会場であったが、「実はこのホテル、今月中で閉鎖することになっております」と案内してくれた従業員から聞いて驚いた。彼はこのホテルで27年働いてきたが、来月から勤める先が決まっていないという。(68)彼の厳しい顔付きは、まさに今の日本の経済危機の深刻さを表徴しているように思われた。
(69)新聞には『ある国際機関による日本の成長率、下方修正へ』という記事もでる。昨年12月に、予測した99年の日本の実質経済成長率マイナス0.5%が、更にマイナスの度合いが高まるであろうというのである。マイナスの成長率は衰退率と言った方がわかりやすい。
いや、実は今から12年前、1987年、そのころ私はニューヨークに住んでいたが、歴史学者のポールケネディが「大国の興亡ーー1500年から2000年までの経済力の変遷と軍事闘争」という本を出し、大きな反応を呼んだ覚えがある。(70)「経済力の裏付けのない軍事支出が続けば、やがて国は衰退する。スペイン、フランス、イギリスがたど
った轍をアメリカも歩んでいる」と、この本は説いたのである。??
ところで、(71)目下、我が国は不景気の最中、しかし、少なくとも日本の指導者達は「日本は衰退の道を歩んでいる」とは言明していない。不況と言ってもそんなに慌てることはない。われわれは膨大な貯蓄を保持している。その額は日本のGDPの倍以上であり、アメリカの国債などにも投資されている。それで、バブル(泡沫经济)の清算さえすれば、自動的に成長軌道に復帰する。三段階の『再生ステップ』さえ踏めばソフトランディング(軟着陸)ができる。いわば「乗っていた電車が速度を出し過ぎて脱線し、目下その復旧工事中、しばらくお待ちください」とでも言っているようだ。
しかし、「大国の興亡」の論旨を使えば、「経済力の裏付けの無い赤字支出をバブル清算のためにいつまでも続ければ、次の世代にはくに衰退する」という議論も成り立つのではないであろうか。軍事支出は一応軍事産業を維持し、経済に寄与するが、バブル清算支出は全くの「無」のようなものである。
さて、アメリカ経済はクリントンが大統領に就任したころから上昇をはじめ、現在も繁栄を続けている。?? ここで大事なことは、この改革が急速な技術の進歩を
追いながら、それを促進する形で行われたということである。(72)大げさに言えば、文明の流れに沿った改革であったから成果を上げたのである。われわれの科学技術文明がつくった最高傑作といえば、今のところ、自動車とコンピューターが挙げられるのではないだろうか。今日、これらなしには生活できない。自動車は物質とエネルギーの面での豊かさを求める文明を象徴しているが、一方、コンピューターは知識と情報の豊かさを求める文明を代表している。言うまでもなく、われわれの文明は前者から後者の方に焦点が移っている。(73)アメリカの改革はこの変遷を先取りしたことになる。即ち、指針を過去にではなく、未来に求めて行動を取ったといえるのである。 ??
ところが、(74)今世紀の科学技術文明は「この日の下に今までに全く無かった光と影を与えた」のである。影とは言うまでもなく深刻な環境問題、光とは生活の質の向上に資するさまざまの利益である。コンピューターと通信ネットワークを駆使するライフスタイル(生活方式)も最近のもの。こう考えてみると、(75)新しいグロバール(全球)文化が形成されるであろう21世紀には、やはり、様々のフロンティア(新的领域)の開拓や未知への挑戦が活発に行われ、創造力が求められるチャンスが多いことは間