79.女:あれ、山田くん、どうしたの。元気ない
じゃない?
男:うん。あした出すレポート、まだ何も書
けてないんだ。頭痛いよ。
女:なんだ、そんなこと?なんでもいいじゃ
ない?書いちゃえば。
男:簡単に言うなよ。大事なレポートなんだ
よ。
女:大丈夫、大丈夫。 問:正しいものはどれですか。
[A] 山田くんは頭が痛いから何も書いていない。 [B] 山田くんは頭が痛いから、元気がない。 C 山田くんは大事なレポートを書いてしまった。 D] 山田くんはレポートのことで困っている。
80.悪口が友情の表現である場合がしばしばある。
人間というものは親しくなればなるほど相手に対して注文が多くなるのが普通であり、また当然である。そして、その注文は常に悪口の形で表現される。 問:正しいものはどれですか。
[A] 悪口は親しい友人だからこそ気にしない
で使ってもいい。
[B] 悪口は親しい友人に対しても使うべきで
三、次の会話を読んで質問に答え。[A] [B] [C][D]から一番いいものを一つ選びなさい。
吉田:昨日よく降りましたね。
佐藤:そうですね。一日中降りましたね。 吉田: 行きましたか。
佐藤:いいえ、どこへも行きませんでした。
吉田さんは出かけましたか。
吉田:いいえ、家で本を読みました。 佐藤: 本ですか。
吉田:小説です。川端康成の『雪国』です。 佐藤:ああ、 はいい本ですよね。私
は高校の時、読みました。
吉田:そうですか。
佐藤:高校の時は 本を読みました。
1週間に4冊ぐらい読みました。
吉田:佐藤さんは映画も好きですよね。 佐藤:ええ、よく見ました。三日に一度ぐら
い見ました。
吉田:スポーツはどうですか。
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83
84
はない。
[C] 悪口は友人に何か注文する場合使わない
ほうがいい。
[D] 悪口を言って友人を失うことがよくある。
81から85までに何を入れるか。
81.[A] どこへ [B] どこへも
[C] どこ [D] どこかへ
82.[A] どの [B] どこの
[C] どんな [D] だれの
83.[A] これ [B] それ
[C] この [D] その
84.[A] よく [B] いつも
[C] 少し [D] 多い
85.[A] 読書 [B] スポーツ
[C] 映画鑑賞 [D] 勉強
四、次の文章を読んで質問に答えなさい。答えは
[A][B][C][D]から一番いいものを一つ選びなさい。
私は人の名前を覚えるのが苦手だ。顔を見れば、
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佐藤:これも大好き、夢中でしたよ。野球と
か水泳とか。
吉田:いろいろなことをしましたね。
佐藤:ええ、でも はあまりしません
でした。
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いつかどこで会ったに違いない、と思うのに、それが名前となかなか一致しないのだ。「あなたのお名前は?」と直接聞くわけにもいかないだろうし、失礼に当たるような気もして、つい尋ねるチャンスを逃したままに会話を続けてしまう。そのうちに、ごく自然に相手が自分の名前を言ってくれるように、話をもってゆくのは、なかなか技術の要ることだ。それにこちらとしてはまだ名前がわからないままに話を続けていることを、悟られてはならないのは、言うまでもない。どうもいらいらする時間だ。この苦しい一時を過ごし、別れてからすぐに「ああ、あの人は田中さんだった」と簡単に思い出して、悔しい思いをすることが多い。
これは、私だけの弱点かもしれないが、またひょっとすると、日本人にかなり共通のことかもしれない、とも思う。名刺を交換するという習慣があるものだから、口で自己紹介することに、あまり本気でかからないということがあるのではないだろうか。少しぐらい名前がはっきり発音されなくても、どうせ後で名刺を見れば分かる、などとのんきに考えてしまうのだ。 86.「それ」は何を指しているか。
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86 [A]名[B]顔[C]私[D] あなた 87.「失礼に当たる」とあるが、失礼とはどういうことか。
[A] 相手の名前を忘れる。 [B] 相手に名前を言われる。 [C] 相手に名前を教えない。 [D] 相手に名前を聞かない。 88.「技術の要る」とあるが、どんな技術か。 [A] 相手に自分の名前を自然に教える技術 [B] 相手に自分の名前を自然に言わせる技術 [C] 名前がわからないままに話を続ける技術 [D] いらいらしながら話を続ける技術 89.「悟られてはならない」とあるが、どういう意味か。
[A] 相手の名前をその場で思い出さないと困る。 [B] 相手に自分の名前が分かってもらわないと
困る。
[C] 名前も分からないと相手に気が付かれると
困る。
[D] 相手に自分の名前を知られると困る。 90.「口で自己紹介することに、あまり本気でかからない」とあるが、なぜか。
[A] 日本人が直接相手の名前を聞く習慣はない
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