2010-简约版练习
スがデザインを担当してスタートしたクリツィア トップは、懐かしいエレガンスを感じさせる完成度の高さを示した。
マックスマーラはサファリやミリタリールックの活動的な服と、和服のような打ち合わせと和柄の優雅な服のコントラストが印象的だった。ジョルジオ アルマーニは淡い海のような色のスパンコールやラメ、ジャンフランコ フェレはアフリカのリズムと図柄で観客をわくわくさせるような表現で、それぞれ完成された独自のファッションの健在ぶりを見せた。
全体として、シフォンやオーガンディ、薄めのジャージーなど軽く揺れるような素材、色は黒と白の2色使いとパステルカラーの中間色が目立った。
6.ハッピーだが、残る「??」―――宇多田ヒカル全国ツアー初日評
佐藤良明(東京大学教養学部教授 表象文化論) 今度のシングル「For You」には、宇多田ヒカルの「しくみ」が今まで以上にくっきり見える。洋風短調の高音メロディー部は1970年代風。低音のリズムセクションは強くてキレのいいヒップホップ風。中年世代も自然に取り込む「きれいさ」と、若者世代の「かっこよさ」が、宇多田一流の「せつなさ」の表現の中で溶け合っている。
かつては別ジャンルに分離していた感覚類型が1つとなり、それがもはや世代の壁のない聴衆に受け入れられる。ここにメガヒットが生まれる。
この融合力を巨大なライブハウスでも発揮できるだろうか? 幕が開いてからの数曲は、不安の方が的中した感じだった。ドラマーもベースもギターも、ド迫力の大型黒人。CDでは微妙なデジタル処理によって保たれていた「せつなさ」を生むためのバランスが、パーカッションの前景化によって崩れて、宇多田の声は苦戦を強いられていた。
それをふっきったのが、中休みに延々続いた重いドラムスと、かわいい3人の少年少女ダンサーの切れのある踊り。それがそのまま「オートマチック」のイントロに重なると、場内は一挙に盛り上がった。
やっぱり、ライブにはライブのメリハリというものがある。ハードに押しまくるか、せつなさを歌い上げるか。ボーカルがくっきり響いた「ファースト ラブ」が、スクリーンに大写しになった“目の演技”などまで含めてすばらしい出来だっただけに、単調な大音量の連続には、時にいら立ちもおぼえた。全体的には成功といえるだろう。自分で自分にツッコミを入れる宇多田のトークもさわやかだったし、ハードで哀切で、J(ジャパン)でB(ブラック)な代々木第1体育館は、ともかくもハッピーであった。よいステージであったことは疑えない。
だが、相手が宇多田である以上は、単にグッドであるというだけでは物足りない。こんなことを書いたら本人がどんな顔をして笑うか目に浮かんでしまうのだが、でもぼくはグレートな宇多田が見たかった。
「フライ ミー トゥ ザ ムーン」を歌うなら、少なくとも途中までは、ゴスペル風のアカペラを聴かせるくらいの冒険があってよかったのでは? 現在の東アジアの一番人気のアーティストを、もっとふんだんに見せて聴かせる演出に欠けていなかったか。トップハットでタップを踏めとか、ギターを抱えて演歌を歌えとか言ってるんじゃない(それも絶対きまる気はするのだ