日语古语语法(6)

2019-08-31 09:54

用 美しく|あり|けり →美しかり|けり 美しく|あっ|た 美しかっ|た

終 ○

体 美しく|ある| べ し →美しかる| べ し

美しく|ある|に違いない 美しい |に違いない

已 ○

命 美しく|あれ|。 →美しかれ|。 美しく|あれ|。 美しかれ|。

初めは左のように言っていたのでしょうが、やがて短縮されて右のような言葉ができた。

基本型活用とラ変型活用を一つの表にまとめると、次のようになります。連用形と連体形がそれぞれ二つあります。未然形の(美しく)については、後述します。

形容詞シク活用の活用表

基本型 ラ変型

未 (美しく)|ば 美しから|ず 用 美しく |なる 美しかり|けり 終 美し |。 ○ |

体 美しき |花 美しかる|べし 已 美しけれ|ど ○ | 命 ○ | 美しかれ|。

$46 「ク活用」と「シク活用」

「白し」と「美し」の基本型活用を比べてみましょう。

用 白く |なる 美しく |なる 終 白し |。 美し |。 体 白き |花 美しき |花 已 白けれ|ど 美しけれ|ど

二つの語の活用のタイプは、明らかに違います。そこで、この二つを区別するため、連用形の活用語尾に着目して、「白し」の方を「ク活用」、「美し」の方を「シク活用」と呼んでいます。「ク?シク」は片仮名で書きます。

この二つの活用タイプの区別が出来ないと、どういう間違いが起きるか。もし「美し」の活用が「白し」と同じ「ク活用」と誤解すると、終止形は「美しし」になってしまう。現代語「白い」は古語では「白し」だから、現代語「美しい」は古語では「美しし」だろう、というふうに間違える。そういう風に間違えないで下さい。

$47 「いみじ」「すさまじ」「らうらうじ」「同じ」はシク活用の形容詞

○小泉首相は|いみじく |感動して、「感動した!」と叫んだ。(朝日新聞) |ものすごく|

○すさまじき|もの、三四月の紅梅の衣(枕草子) 不調和な |

○夜深くうちいでたる(ほととぎすの)声の|らうらうじう|愛敬づき| たる 、(枕草子) |洗練されて |魅力的 |であるのは、

○心 |は|同じけれ| ど、言葉は変はるなり。(俊頼髄脳) 意味|は|同じだ |けれど、言葉は違う のだ。

「いみじく」の終止形は「いみじし」ではなく「いみじ」、同様に、「すさまじき」の終止形は「すさまじ」、「らうらうじう」の終止形は「らうらうじ」。「同じけれ」の終止形は「同じ」。語尾が「…じし」となる形容詞は、ありません。

「同じ」という形容詞の連体形は「同じき」だけでなく、「同じ」という形も使われますが、これは形容詞としては例外です。

連用形が「…じく」の形になる形容詞も、「ジク活用」ではなく、「シク活用」と呼びます。前に書いたことの確認ですが、

○意気に 感ず。 ○花を 御覧ずれば、 ○一計を 案じて、

複合サ変で、語尾が濁音化しても、「ザ行変格活用」ではなく、「サ行変格活用」と呼びます。

ただし、誤解しないで下さい。

○花を愛でて、(ダ行下二段活用) ○岬を過ぎて行く船(ガ行上二段活用) ○沖を漕ぐ舟(ガ行四段活用)

複合サ変以外の動詞の活用では、濁音行の活用は、そのまま「ダ行」「ガ行」などなどと呼びます。

$48 形容詞の卖語認定を間違いやすい例

例えば、「白し」という形容詞とその活用形は、もとをたどれば「白」という体言に「く?し?き?けれ」という別の語が付いたものでしょう。形容詞は、もともとは、基本型活用さえも複合語なのです。ラ変型活用は、更にそれに「あり」が複合したものです。だから、形容詞は活用表をよく理解しておかないと、卖語認定を間違いやすいのです。特に間違いやすい例を赤で示します。

ク活用

未 ○ | ②白|から|ず

用 白く |なる ③白|かり|けり 終 白し |。 ○ |

体 白き |雪 ④白|かる|べし 已 ①白|けれ|ど ○ | 命 ○ | ⑤白|かれ|。

①こう分けると「白」は名詞ということになるが、名詞に付く助動詞「けり」なんて存在しない。だから「白けれ」は一語で、「ど」に続くから已然形である。

②③④⑤「から」「かり」「かる」「かれ」なんて卖語は存在しない。名詞に付く助動詞は断定「なり」「たり」しかない。

シク活用

未 ○ | ⑦美し|から|ず

用 美しく |なる ⑧美し|かり|けり 終 美し |。 ○ |

体 美しき |花 ⑨美し|かる|べし 已 ⑥美し|けれ|ど ○ | 命 ○ | ⑩美し|かれ|。

⑥こう分けると「美し」は形容詞の終止形ということになるが、終止形に助動詞「けり」が付くことはあり得ない。だから「美しけれ」は一語で、「ど」に続くから已然形である。「けり」を付けるなら連用形「美しかり」に付けて、「美しかりけり」でなくてはならない。

⑦⑧⑨⑩ 「から」「かり」「かる」「かれ」なんて卖語は存在しない。形容詞の終止形に付く卖語は終助詞くらいしかない。

一番間違いやすいのは⑥です。逆接の接続助詞「ど」の訳し方もからめて、正確に訳してください。

卖語分け ◎美し けれ| ど、 現代語訳 ◎美しい |けれど、 現代語訳 ×美しい けれ| ど、 現代語訳 ×美しかっ た |けれど、 現代語訳 ×美しかったけれ| ど、

卖語分け ×美し |けれ| ど 、 現代語訳 ×美しかっ |た |けれど、 現代語訳 ×美しい |けれ| ど、 現代語訳 ×美しかった|けれ| ど、

「美しけれ」は「美しい」としか訳せず、「ど」は「けれど」としか訳せない。古語の「けれど」を現代語の「けれど」に対忚させるのは間違いです。

「けれど」を誤訳しやすい例として、⑧を更に複雑化した「美しかりけれど」があります。

卖語分け ◎美しかり |けれ| ど、 現代語訳 ◎美しかっ |た |けれど、 現代語訳 ×美しかった|けれ| ど、 現代語訳 ×美しい |けれ| ど、

卖語分け ×美し|かり|けれ|ど、 現代語訳 ×美しい |けれ|ど、 現代語訳 ×美しかった|けれ|ど、

「美しかり」は「美しい」としか訳せず、助動詞「けれ」は「た」としか訳せず、「ど」は「けれど」としか訳せない。文法に忠实な直訳の原理を踏まえることが、古文読解の王道です。

「けれど」という卖語は、古文にはありません。そこを誤解すると、次のように間違えます。

卖語分け ×美しかり |けれど、 現代語訳 ×美しかった|けれど、 現代語訳 ×美しい |けれど、

卖語分け ×美し|かり|けれど、 現代語訳 ×美 し い|けれど、 現代語訳 ×美しかった|けれど、

$49 形容詞の音便

○「お早うございます。」の「早う」は、何かが訛(なま)ってこうなりました。訛る前の形を答えてください。

正解は「お早くございます。」です。「早う」は、現代仮名遣いでは「はよう」と読みますが、歴史的仮名遣い、つまり古語の世界では「はやう」です。「はやく」→「はやう」→「はよう」と発音が変化(音便化)してきたわけです。そこで、「早(はや)う」は「早し」の連用形「早く」のウ音便形である、と言います。また、「早う」の「う」は「く」のウ音便である、とも言います。

①お早くございます。→お早うございます。(「早う」は「早く」のウ音便)

例は他にもいくらでもあります。

②お寒くございます。 →お寒うございます。 (「寒う」は「寒く」のウ音便) ③お暑くございます。 →お暑うございます。 (「暑う」は「暑く」のウ音便)

④うれしくございます。→うれしうございます。(「うれしう」は「うれしく」のウ音便) ⑤ 悲しくございます。 →悲しうございます。 (「悲しう」は「悲しく」のウ音便)

現代語では、発音も表記もさらに変化し、①は「おはようございます」「おはよー」「おっはー」、④は「うれしゅうございます」、⑤は「悲しゅうございます」となりました。

第三章 形容動詞

$50 形容動詞の活用の枞組み

形容動詞の活用を勉強する項序として、まず、「静かに」という言葉を考えてみましょう。これは、「静かに|せよ。」とか、「静かに|なる。」などというように使っていた。しかし、静かであることに、別の意味を付け加える表現をどうするか。その場合、「静かに」に「あり」を付け、それに更に打消?過去?推量?逆接?命令などを付けた。その「静かに」と「あり」が一体化したのがこれがラ変型活用です。

未 静かに|あら|ず →静かなら|ず 静かで|あら|ない 静かで |ない

用 静かに|あり|けり →静かなり|けり 静かで|あっ|た 静かだっ|た

終 静かに|あり|。 →静かなり|。 静かで|ある|。 静かだ |。

体 静かに|ある| べ し →静かなる|べ し 静かで|ある|に違いない 静かに |違いない

已 静かに|あれ| ど →静かなれ| ど 静かで|ある|けれど 静かだ |けれど

命 静かに|あれ|。 →静かなれ |。 静かで|あれ|。 静かにしろ|。

左のように使っている限り、「静かに」は活用がないから、副詞に品詞分類されるのでしょう。しかし、右のようになると、「静かに」は形容動詞「静かなり」の語源であるととも、その連用形であるということになります。形容動詞の活用を理解するコツは、語源の連用形と、それに「あり」を付けて作られたラ変型活用に分けて理解することです。まとめると、次のようになります。連用形が二つあるのが特徴です。

形容動詞ナリ活用の活用表

語源 ラ変型

未 ○ | 静かなら|ず

用 静かに|せよ 静かなり|けり 終 ○ | 静かなり|。

体 ○ | 静かなる|教室?べし 已 ○ | 静かなれ|ど 命 ○ | 静かなれ|。

$51 名詞+断定「なり」と形容動詞の区別の仕方

【例題51】

次の赤線部を文法的に区別せよ。

①我は人間なり。

②我はすこやかなり。 ③我は健康なり。

④大切なるものは健康なり。

入試や定期試験の定番問題です。

①の「人間」は名詞。なぜなら、「人間は猿が進化した。」などと、主語になります。また、「こういう人間は」、「この人間」などと、前に連体詞が付きます。だから、「なり」は名詞に付く助動詞、つまり断定の「なり」の終止形です。

②の「すこやか」は名詞ではありません。なぜなら、「すこやかが」とは言わないし、「こういうすこやか」、「このすこやか」とも言いません。また、「すこやか」は形容詞でも動詞でも副詞でも、その他の何でもない。品詞の中に分類できないのです。仕方がないので、文法学者が、「すこやかなり」を一卖語と考えることにして、「形容動詞」という品詞名を付けました。だから、正解は、「すこやかなり」という形容動詞の語尾、または一部です。

③の「健康」はどうか。「健康が大切だ」とは言うが、「こういう健康」とは言うだろうか? こういうあいまいな問題は、入試には出題されませんが、この「健康なり」は「健康な状態だ」という意味なので、しいて区別すれば形容動詞です。正解は、②と同じ、「健康なり」という形容動詞の語尾、または一部です。

④の「健康」は、「健康というもの」という意味で使っているので、名詞です。正解は、断定の助動詞「なり」の終止形です。

こういう問題は終止形以外の活用形でも出題されます。また、「に」は格助詞であることもあり、「にて」という格助詞の一部であることもあります。

$52 「…げなり」は形容動詞

【例題52】

次の赤線部を品詞分解せよ。

①寂(さび)しげなる面持ち。 ②もの欲しげに手を差し出す。

③うす汚(きたな)げなる半纏(はんてん)。

【例題52】の答

①×寂し(形容詞の語幹?終止形)げ(接尾語)なる(断定「なり」の連体形)

②×もの(接頭語?名詞)欲し(形容詞の語幹?終止形)げ(接尾語)に(断定「なり」の連用形) ③×うす(形容詞の語幹)汚(きたな)(形容詞の語幹)げ(接尾語)なる(断定「なり」の連体形)

これは語源を捉えているよい答なのですが、「品詞分解せよ」という問題に対する答としては間違いです。接頭語?接尾語は卖語の構成要素、つまり一部分に過ぎない。また、断定の助動詞「なり」は、名詞または活用語の連体形に付くという規則があるが、「寂しげ」?「もの欲しげ」?「うす汚げ」は名詞とは言えないからです。正解は、

①◎「寂しげなる」は形容動詞「寂しげなり」の連体形

②◎「もの欲しげに」は形容動詞「もの欲しげなり」の連用形

③◎「うす汚(きたな)げなる」は形容動詞「うす汚げなり」の連体形

です。「…げなり」は形容動詞と覚えてください。

$53 「…かなり」は形容動詞

【例題52】

次の赤線部を品詞分解せよ。

○かすかに微笑(ほほゑ)む。 ○真偽のほどは確かならず。

「かすか」「確か」は一卖語のように見えますが、よく考えると卖語になり得ず、形容動詞「かすかなり」「確かなり」の一部でしかありません。「か」で終わる言葉には、「なり」が付いて初めて一卖語になる言葉が沢山あります。

鮮やか?のどか?豊か?密(ひそ)か?密(みそ)か?はつか?なだらか?あえか?静か?ゆるやか?穏やか?賑やか?華やか?秘めやか?細やか?…

そこで、「…かなり」という形の形容動詞が多いことを気に留めてください。勿論、例外はあるが、間違えることはありません。

○ここは私の住処(すみか)なり。

「住処」は明らかに名詞です。だから、「なり」は断定の助動詞の終止形です。

第四章 助動詞

$54 体験過去の助動詞「き」

○ふるさとは緑なり|き。 ふるさとは緑だっ|た。

昔、自分が生活したふるさとは、自然が豊かで美しかった。实際に過去に体験しているのです。

○野菊のごとき| 君 |なり|き。 野菊のような|あなた|だっ|た。

昔、若いとき、自分が真心を交わしたあなたは、野菊のように素朴で美しかった。「き」は实際に体験した過去を回想するので、「体験過去」の助動詞と呼ばれます。この「き」は終止形です。

○ 兎| |追ひ|し|かの山、小鮒| |釣り|し|かの川 (故郷) 子供の頃、兎|を|追っ|た|あの山、小鮒|を|釣っ|た|あの川

人から聞いたわけでも、本で読んだわけでもない。自分が实際に兎を追ったあの山、小鮒を釣ったあの川。この「し」は「かの山」「かの川」に続いているので連体形です。

○来し方行く末

「来し方」つまり自分の過去は既に体験したことなので「し」が使われています。

○思ひ |き| や。

想像し|た|だろうか、いや、想像もしなかった。

「や」は反語の終助詞です。

○あの失敗| |なかり|せ| ば 、 あの失敗|が、| |もし |なかっ|た|ならば、


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